扉の向こうのパラダイス
なんていったらいいんだろう。
この口に含んだ感触は。

食べ物でこの食感はない。
温かく柔らかい小動物のようだ。

女が男のモノを口にした時の感触を、初めて知った。

気持ち悪さはなかった。
やっぱり俺はゲイの資質があるのだろうか。

カズオ君のペニスが膨張し始め、だんだん息苦しくなってくる。

「うっ、おえっ」

口の中いっぱいに広がり、思わずえづく。

「ああ、ユージさん、気持ちいいですよ」

苦しくて離れようとしたが、察したのかカズオ君は俺の頭を鷲づかみに掴んだ。

ひー。

しょうがない。
頑張るしかない。

「あっ、あっ、あっ」

叫びながら、カズオ君は、俺の頭を思いっきり股間に押し付ける。

涙が出てきた。
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