僕に勇気をください
過去
―――それは5年前
中1の夏のことだった。
大好きな親友、翼といつも通り遊んでいた。
涼もうと思い翼とコンビニに行った時だった。
男子の集団がコンビニの前でたむろしてて
通行人の邪魔になっていたのだ。
この男子達は俺の中学では有名だ。
とても気が強くて逆らったら何されるか分からない。
俺は他のコンビニへ行こう?と翼に行ったが
翼は男子集団の元へと行き、
「そんな所にいたら通行人の邪魔だろ!
早く他の所へいけ」
と 大声で男子達に怒鳴ったのだ。
常識のわかってない人を嫌う翼なら言うに決まっている。
俺はすぐに翼を止めに行ったがもう遅かった。
「あ?」
「俺たちにそんな事言っていいのかよ?」
「お前明日覚えとけよ?」
暑さのせいもありイラだってしょうがない
男子達が翼に向かって言ってきた。
「だから邪魔って言ってんだよ。
常識外だな。早く他の所へ行けよ」
何を言われても負けない翼はもっと言い返した。
「チッ。 おいもう帰ろうぜ 」
「お前調子乗ってんじゃねーぞ?」
「明日から覚悟しとけよ」
そんな言葉の意味も深く考えずに俺達はコンビニに入った。
「さっすが翼!」
「常識わかってない奴は嫌いだからな」
「暑いしアイスでも買うか」
「おう」
俺達はアイスを食べ終わり
少し話して家へ帰った。