君って鈍感?
教室のドアをあけてはいってきたのは
黒く長い艶のある髪。
透き通る目。
白い肌にほんのり赤みを持つ頬。
小柄…いや、長身だ。
あれは167(憶測)はありそうだ。
クラスの全員が静まり返った教室の
教卓まですたすたと歩き、
先生「では、佐野。軽く自己紹介をしてくれ。」
佐野「はい」
佐野は一歩前にでて、お辞儀。
佐野「はじめまして、佐野奏(さのかなで)といいます。これからよろしくおねがいします。」
また、ひと通り自己紹介が終わるとお辞儀をした。
こいつ、すげぇ礼儀ただしいな…
それが俺の第一印象かつ、こいつとの出会いだった。