飼い犬に恋をした~始まりはいつも雨~
彼氏と犬
「先輩…俺、犬から彼氏に昇格ですか?」
「えっ?ちがうよ?」
「俺は犬のままですか…あっでもいいんです」
「バカ」
「え?」
「彼氏でもあるけどそれ以上に大切。だから犬は私の中じゃ低くない存在だけど?」
「先輩…!!」
壱は思いっきり抱きしめてきた。
「俺はこれからもずっと先輩の飼い犬です。覚悟しておいてくださいね」
「私も…甘やかさないから覚悟しなさいよ?」
「はい!!」