飼い犬に恋をした~始まりはいつも雨~
それでも好きです
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私が引っ越してきた理由を全て、壱に話し終えた。
「先輩…」
「今では、大輝に振られてもう付き合っていない。大輝は…私を嫌いになったんだと思う」
壱は少しうつむいた。
「じゃあ、全て話したから。私には…もう関わらない方がいいよ」
そう言って私は走り去った。
関わらない方がいい。
というよりもう私になんか関わりたくもないよね。
軽蔑されたかな。