飼い犬に恋をした~始まりはいつも雨~
忘れたい


それから少し経ったある日の放課後。



昇降口で



「せーんぱいっ!一緒帰りましょー」



「ちょっと…声大きい!てか、部活は?」



そう言うと、壱は手をクロスして



「バツ!なしですっ♪」



「はいはい。嬉しいのわかったから早く帰ろ」



壱のファンとされる女子からの視線が痛い。

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