飼い犬に恋をした~始まりはいつも雨~

ずっと俯いて歩いていると



「愛華?お前大丈夫か?」



大輝が心配してくれた。



─何で…こういう時優しくするの?


私を嫌いなんじゃないの?


そうするから…諦めれないんじゃん。


あの時の大輝のこと忘れられないんじゃん。


そう言うことができれば楽なのに。



「何でもないよ…」

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