コノヨノオワリ
キーンコーンカーンコーン♪

セーフ!
ふぅー間に合ったー!

今日の教室はなんだかいつもより騒がしい。

「あー、おはよー翔。」

1番に話しかけて来たのは幼稚園の頃からの幼馴染のかれんだ。

「おー、おはよー」

「翔、今日朝のニュース見た?」

朝のニュース…?

「いや、見てないけど…。なんかあったのか?」

かれんは深刻そうな顔で話し始めた。

「あのね…「おーい、席つけよー」

かれんが話し始めたところで先生がきてしまった。

「え〜、みんな朝のニュースで知ってると思うが、コノヨノオワリが来ることが分かった。」

は?なんだよコノヨノオワリって…

どうやら翔以外のクラスメイトたちは状況がわかっているようだ。

「え〜、なので今日で学校は終わりです。残り三日間有意義に過ごすように。以上、解散!」

先生はそう言い残して帰って行った。

「翔、さっき言いかけたことなんだけど」

「なぁ、かれん、コノヨノオワリってなんだ?あと三日間しかない?なんだそれ。」

「おい、翔。朝のニュース見なかったのか?」

「たくみ…おまえ知ってんのか?」

「知ってるも何も朝からコノヨノオワリのことしかテレビでやってねーぞ?」

だからなんなんだよ、コノヨノオワリって

「あのね、コノヨノオワリっていうのはね…」

かれんがやっと説明し始めた。

「昨日NASAでわかったことなんだけど、巨大な隕石が地球に向かってて、あと3日で地球に激突してコノヨノオワリがくるの。」

俺はかれんの言ってる意味を理解できなかった。

コノヨノオワリ?
あと、三日?
巨大隕石激突?

母さんが朝言おうとしてたのはこのことだったのか。

あぁ、これは夢だな。
そうだまだ夢を見ているんだ…


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