恋のスパイス
「お、今日もちゃんと塾来たんだ。えらいねぇ〜。」
塾長が彩に気づきニコニコ笑いながら言った。
…ばかにしてるよね。絶対。
そりゃ家いても口うるさく勉強しろと親に言われるくらいならここにいた方がマシだからねぇ。
「涼みにきました。」
彩は軽い冗談を言って自習室に向かう。
自習室には同じクラスの人がみんないた。
ガラガラ…。
「あ、彩!やっほぅ!」
最初に気づいたのは舞歌だった。
それに優しく微笑み返す。
「おはよ、舞歌。」