嫌い【刃物での復讐】
「消せよ」
「…あ?」
「消せっていってんの聞こえねーのかよ」
「誰に向かって口きいてんだよ!!」
あぁ、きたよこれ。
自分うえだと思ってた?
残念ながら
それはただの思い違い。
てめぇが一番よえーんだよ。
「ブスが、イキってんじゃねーよ」
「んだと…おらぁ!!!!」
金髪は
制服からハサミをとりだし
私へと投げた。
一直線に向かってくるハサミ。
金髪は
余裕の笑みをこちらに向けて
私をあざ笑う。
……こんなん
「刺さるわけないじゃない」