嫌い【刃物での復讐】
「そんな…子…だと…おも…わ…っ………なかっ…た…」
息をしながら
とぎれとぎれはなす金髪。
「え?」
「逆にどんな子だと思ってたの?」
「お前の言いなりになるだけのクズだと思った?」
「ざぁ~んねんっ」
「これが、私の素。」
―――――グシャァアア!!!!!
その豪快な音とともに
金髪の
上半身と下半身が
まっぷたつに引き裂かれる。
赤い血と
赤黒い血が
そこら中に撒き散らされる。