ありがとう

家に着いたのは3時ちょっと前。

コンビニ寄ってたら遅くなった

あー!!やばいやばい!!

『お母さん!ご飯!!
おにぎりでいいから!!茅悠、お風呂はいってくる!!』

「少しは落ち着きなさいよ」

『そんな暇はない!!』

ただでさえ茅悠トロいのに。

私は急いでお風呂にはいった。

つもりだったけど

1時間は経過。

えぇ!?もう、4時じゃん!!

『お母さん!!おにぎりは!!』

「机の上」

私は、遅めの昼ごはんを食べて
髪の毛をやり始める。

『おかあさーん!!髪の毛どうしよ!』

「別になんでもいいじゃないの?
誰も見てないわよ」

『見るよ!!お兄ちゃんの上司が来るんだよ!!みっともないとダメじゃん!』

「確かに。まあーせっかく髪の毛長いんだし、結んでいったら?」


あー!!
んなら〜

髪の毛を巻いてポニーテールをした。

『不器用な私にはじょーできじゃん?』

「鏡の前で笑ってないで
さっさと自分の部屋にいきなさいよ」

『はいはい』

なにきてこっかなー

まあでも今は春だし
今日はあったかいから七分の
白いワンピースでいっか!

んで、赤の細いリボンのついた
ベルトでもすれば可愛いっしょ。

だけど…

身長が低すぎて本当にショック!!

139!盛って140!!

まあいいやっ。

にやってない…身長がまじで
台無し。

今は…5時半…

二階建てなこの家。

私の部屋は二階でいちいち階段を
おりて、登る。

あー!!もう!!

ダダダダダッ…ダッドンッ

あー!もう!!

『いった!!この野郎!』

階段から落ちるとは思わなかった

「あらっ、可愛いじゃない」

『身長低すぎて似合わないっ
童顔だし。もーやだ〜髪の毛だけだ。
自慢なのは。』

「あら、やだ。本当…」

『その続きを言え〜!!』

ぴーんポーン

「おーい!茅悠〜迎えに来たぞ」

あ、お兄ちゃんだ!!

はいはいはい
ガチャッ

『ちょっとまっててー!!』

「流石俺のいもーと♡可愛い」

『可愛くないわ!!シスコン!!』

「落ち込む」

落ちこんどけー!

私は急いで鞄に
携帯とハンカチティッシュを入れて
玄関に向かった。

靴どうしよ。

まあ…ぺったんこの黒の
くつでいっか。

『よし!いこ!どー?お兄ちゃん』

「可愛いー!いくぞー!」

『お母さんー!いってくるね!!』

「はーいいってらっしゃい」

私は家を出た。


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