ありがとう
ぎゅっ
急に手を掴まれた。
『やだっ…やめてっ!!』
「おいっ」
『やめてって!!はなして!!』
「おいっ!!茅悠!!」
えっ…?
『り…く…?』
「お前なにやってんだよ!!」
『なにやってんだよって帰ってんだけど…何?私を追いかけて来たの?ははっ』
そう言って嬉しいくて
涙を我慢して笑った。
「お前……」
やめてよ……
なんで…なんで…
『あついよ…っ…理玖…』
頭を私の肩に乗っけてくる理玖は
何を思ってるんだろう。