ありがとう
『うるさい!』
そう言って右手で
バシッと理玖の背中を叩いた
「うわっそういうことすんだ
稲垣さんって」
うざっ!!
そんな会話をしていると
先生がはいってきた。
『えっ?誰あれ』
「は?お前聞いてなかったの?
さっき紹介されてただろ」
うそ、いつ!?
『ごめん寝てた』
「お前ほんとアホだアホしか言いようがねぇ。」
『すみませんでしたね』
イラつく!
んとにっ
「えーっとさっきの紹介もあったんだけど、ここの担任の、宮川輝だ。
輝とかいててるだから、覚えとけよー
まあ、中学校は基本…」
と、喋り出したはいいけど
となりから、寝息が聞こえてくるんですけど。
『あの、先生。』
話の区切りがついたところで
手を上げた。
『となりの人が寝ています』
「あー?んだと?さーとーじーまー!
起きろ!!」
「んぁ?ねむ…」
ブッ
顔が面白い。
…可愛いな。
って可愛い!?
ありえないありえない!