愛を知らない私
動き出した歯車
翌朝ーーーーー
















私はいつものように麗飛と心々桜と
通学路を歩いてた。
この3人で登校する時間が大好きで
幸せだった。

この時間もあと少しなんてーーーー、、、












「ねぇ、麗飛は好きな人いるの?
いつも告白されてるけど、いつも断ってるよね?」

私は思い切って二人の前で麗飛に聞いてみた。
もし、誰かと付き合ってるなら
私は麗飛に思いを伝えないつもりだったから。

「俺?確かにいつも断ってるよ。
だって俺さ、ずっと想い続けているやつがいるんだ。
けどそいつはどう思ってるのかは分からない。 」

え、麗飛に好きな人いたんだ!!
しかも、ずっと想い続けてるって、、、
すごいなぁ〜。

って誰なんだろう?

よし、聞いてみよう!

「そ、そうなんだ!
その好きな人って誰なの?私と心々桜も
知ってる人?」

「ウチも知りたい!!!」
と心々桜が一言。


「んー、誰かとは言えないけど
いつも俺の近くで笑ってて、俺を楽しませてくれる人だな。」

そう言って、はにかんで見せた麗飛。


どく、、、どく、、、、
もしかして私、麗飛の好きな人に嫉妬してる?

麗飛はそれだけ、その子のことが好きなんだなぁ。

はぁ、なんかやだな、、、。




「そっか、、、。
その子と想いが通じ合えるといいね!!
応援してる!」

私は無理して笑顔をつくって言った。

けど麗飛は
「あ、あぁ。
俺、頑張るわ。」
と言ったけど、それを言った時の麗飛の顔は
悲しそうな目をして、私を見つめてた。


どうして、そんな顔をするの、、、?
私、期待しちゃってもいいのかな??
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