愛を知らない私
パタン
カサ……
封筒から手紙が1枚出てきた。
この字、麗飛のだ、、、。
「桃香へ
黙っていてごめんな。
海外に行くことは一週間前に言われてた。
けど、言えなかったんだ。
言ったら、桃香から離れれなくなりそうで……。
あと約束破ってごめんな。
その約束は俺が帰ってきたら
果たそうな。
でもいつそっちに帰れるかは俺にも分からない。
けど、俺がそっちに帰ってきたら 最初に
お前に会いにいく。
それまで待っててくれな。
それと、
封筒の中にプレゼントを入れといたから
大事にしろよ?
あと、俺のいないとこで泣くなよ。
心配になるから。
少しの間、ばいばいだな。
元気でな。
麗飛」
ポタッポタポタ……
「麗飛のばかぁ……!!
何よ、いまさら、、、、
もう、遅いのに……。」
涙が止まらないよっ……
ーーーーー
「少し落ち着いたかな……
まだ信じられないや……。」
あ、そういえばプレゼントって……
カサカサ
ーーーーーシャランッ
「え……
星の形のネックレス……?」
麗飛らしいな、、、。
「可愛い……
ありがとう、麗飛……。
一生大事にするからね。」
ねぇ、麗飛……?
私ね、決めたよ
麗飛、あなただけに恋をすることを
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