神聖魔法団【下】
episode.5
叩いて被ってジャンケンポン
黎奈side
「むぅ・・・ん・・・」
気がつくとベットの上にいた。
「あれ、なんでここに・・・?」
昨日の記憶を辿る。
家に帰って、お母さんに抱き締められて・・・。
ここからの記憶がない。
ってことは私あのまま・・・?
「うわ~・・・やってしまった・・・」
ベットの上で項垂れる。
「って、今何時だろう」
ベット付近にある目覚ましい時計に目をやる。
「え!?」
午前11時。
目覚まし時計は確かにそう示していた。