神聖魔法団【下】
「そっか。んじゃあ行こっか」
私が階段を降り始めると黎兎も後から着いてきた。
「あ、黎奈おはよう」
リビングに入るとお母さんがいた。
「おはよう~!」
お母さんに飛び着く。
「どうしたの?」
笑いながら頭を撫でてくれる。
「ううん。なんか飛び着きたくなった」
「変な子ね」
お母さんも笑い私も笑う。
「黎奈は元から変な子だよ」
後ろから呆れた声で話す黎兎。
「黎兎よりかは良い子~♪」
鼻で笑いながら歌っていると
「ぶっ殺す」
恐ろしい言葉が聞こえた。