神聖魔法団【下】
「それ私も笑いそうになった」
天音が微かに笑いながら言う。
「焦ると変な日本語喋るんだな」
瑠雲が納得したように言った。
「いやいや、待て待て。
勝手に納得するな!?」
当の本人は迷惑みたいだった。
「まぁ、いいだろ。別に。」
「よくないわ!」
私たちの間に笑いが起こる。
楽しい。
それからも2人の対決は続いた。
「ねぇ、もうそろそろ飽きん?」
風雅がソファーに寝転ぶ。
やっぱ子供だ。
「じゃあ、これで最後にするか」
「そうだな」