神聖魔法団【下】
「てめぇ・・・」
小さく言葉を漏らした炎虎。
これは怒ってますね~。
「い、いや。ほら?ボケただけで。な?わかるだろ?」
「わかるかー!!!」
ソファーを立ち上がったと思えば
黎兎の元に寄り、首を絞めた。
「ぐ、ぐるじぃ・・・・」
結構きつく絞めているみたいで顔が真っ青になっていた。
「ちょ、落ち着こ!」
慌てて止めに入った。
「はぁはぁはぁ・・・・ふぅ・・・はぁはぁはぁ」
「わりぃ、力入れすぎた」
絞めてた本人はあっけらかんと言う。
「死ぬところだった・・・」
「そう簡単には死なねぇよ」
「誰のおかげで「は?」いや、なんでもありません」
私たちの間で苦笑いが零れた。