神聖魔法団【下】
ふと時計を見れば夕方を指していた。
「うわ、もう16時じゃん」
「あ、ホントだ~」
結構話しこんでたんだ。
時間はあっという間に過ぎるな~。
「あ、ねぇねぇ!
もうすぐ夏休みだし海行かない!?」
元気な声をあげたのはもちろん風雅。
「お、いいな。行こうぜ!」
それに応えるかのように言った炎虎。
え、夏休みまでに後1か月はあるんですけど・・・。
そう思っていたのは私だけじゃないはず。
「相変わらず気が早いね」
苦笑いを浮かべる瑠雲なんて気にしてないかのように
「ねね!いつ行く?いつ行く!?」
勝手に話を進め始めた。