神聖魔法団【下】
先に走るのは女子からみたい。
マジで~・・・。
「黎奈、頑張ろうね!」
天音と一緒にスタートに立ち、先生の合図と共に走りだす。
5分後。
「や、やっと終わった・・・。」
「はいはい、お疲れ」
黎兎にもたれかかってる私。
足がガクガクしてて、まともに立てない。
「次、俺の番なんだけど。
退いてくれない?」
黎兎さん、冷たいですよ~。
「黎奈、私のところにおいで?」
天音が腕を拡げてくれた。
あ、天音・・・!!
私は元気良く抱きついた。
「んじゃ、頼むわ。天音」
「うん。いってらっしゃい。
頑張ってね」
「任せとけ」
ピースをして去って行った。