神聖魔法団【下】
パラソルがあるところに戻り片づけを始めた。
「はぁ疲れた・・・」
「色んなことがあったからね~」
「わぁ!?廉さんいたんですか・・・」
独り言堂々と言っちゃったよ。
「あ、ごめん。ダメだったかな?」
「いや、そんなことないですよ!
ちょっと驚いただけです」
それからというものの、そこから会話が進むことなく
黙々と片づけをしていた。
正直言うと気まずい。
これって何か話さなきゃいけないのかな・・・。
1人で悩んでいると
「あ」
「はい!?」
突然、廉さんが声を上げた。
「そんなに驚かなくても」
そう言ってクスクス笑う廉さんは見とれるほど綺麗だった。