神聖魔法団【下】
「あ、いた。」
「何処行ってたんだよ。」
「ごめんごめん~。」
「ちょっとそこまで?」
あれから涙が止まるまで廉さんが一緒にいてくれた。
そのせいで皆と合流するのに遅れてしまった。
「どうせ黎奈のことだから片付けサボってたんだろ」
「サボってません!黎兎こそ天音が風雅と2人っきりでいるのが嫌だからって、八つ当たりするのやめてよ」
「なっ・・・!」
「まぁまぁ、黎兎落ち着け」
顔を真っ赤にして私に殴りかかってこようとしている黎兎を必死に抑え込んでる涯。
「一発殴る」
「あ~。怖い怖い」
「殴る!!」
「はいはい、そこまで。黎奈もそれ以上煽らない」
「はーい」