神聖魔法団【下】
「はぁはぁはぁ・・・」
「熱かな?」
天音の手が私の額に触れる。
「どうだ?」
「熱ではないみたい。そんなに熱くないし」
私も体がそんなに熱くないから熱ではないと思う。
なら、なんでこんなにも頭が・・・ッ。
グラグラする。
「大丈夫か?黎奈?聞こえるか?」
「聞こえる、よ・・・」
「少し寝ろ。きっと色々と溜めこみすぎたんだろ」
「ん。んー・・・」
「どうかしたの?黎奈ちゃん?」
なんか嫌な予感する。
胸騒ぎがする。
ここで目を閉じたらいけない気がする。
耳鳴りもしたし・・・。