神聖魔法団【下】
「お前らうるさい」
雷の呆れた声が聞こえる。
「喧嘩するほど仲がいいって言うだろ」
「先生、確かにそう言うけど
こうも毎日喧嘩されると、さすがに仲が良いのか疑うよ?」
「確かに」
瑠雲の言葉に同意する炎虎。
私たちは毎日のようにココに来ては喧嘩している。
全部、黎兎が私をバカにして私が怒ってるだけだけど。
いつか私も黎兎をバカにしてやる・・・!
「はぁ、もう喧嘩はやめろ。
もうそろそろ行くぞ」
雷の言葉で各々準備を始める。
「準備は出来たか?
気合い入れて行くぞ!」
『おー!!』
黎兎を部屋に残し、学園の外に出る。