神聖魔法団【下】
“自信もちなって!”
“天音のそういうところが好きだなー♪”
“ずっと友達!!”
黎奈の言葉は1つ1つが温かくて
心に染みた。
黎奈が大丈夫って言えば何でも大丈夫に思えた。
頑張れって言われると頑張ろうと思える。
友達でもあり私のお姉ちゃん。
絶対失いたくなかったのに・・・。
気付けばいつももう手遅れだった。
「ぐすっ・・・一緒に、いるって、言ったじゃん・・・ッ。
ずっと、ずっと、友達・・・って言った・・じゃん。
黎奈の、嘘つきぃ・・・ッ・・・」
違う、本当はこんなこと言いたいわけじゃない。
私の正直な言葉はまた黎奈に会えたら言う。
だから、だから・・・
「帰ってきてよぉ・・・ッ・・・」
その場に崩れ落ちた。
写真立てを握り締めながら泣き続けた。