神聖魔法団【下】
黙ってスタスタと歩く私。
その後ろをブツブツ文句を言いながら天音の腕を引っ張り着いてくる黎兎。
「わざと人の悪口言うとか性格悪すぎるだろ」
さっきからその言葉しか言ってない。
この子は同じことしか言えんのか。
「マジで性格わr「うっるさいなー!」
はい、私キレました。
「さっきから何!?
それしか言えんの?
あーだこーだうるさい!!」
「俺は本当のことしか言ってないけど?」
「そういうところがムカつくの!」
「はっ、知るかよ。そんなこと」
「しっとけ!」
私たちは言い合いをしながら生徒がいる廊下を歩く。
注目されてるのにも関わらず、言い合いは終わらない。
むしろ、もっとヒートアップしていく。