神聖魔法団【下】
「わしらが作ってるんじゃよ」
「嘘だろ!?」
瑠雲の声が聞こえた。
「他に聞きたいことは?」
話したくないのに、声をだしたくないのに口が言うことを聞かない。
「前、戦ったズローとユーベルは何者?」
「アイツらは闇族の孫じゃよ。」
「だから人の形をしていたのか・・・」
涯の納得する声が聞こえた。
少し、後ろを振り返ってみると
何が起きても良いように、炎虎の隣に天音。
その少し後ろに風雅がいた。
私の斜め後ろには瑠雲。
私の両隣りに涯と雷。
皆、それぞれ構えを崩していない。