神聖魔法団【下】
黎奈のことこんなにも思ってくれてたんだ。
最初はどうなるかと思ってたけど
皆にとって黎奈は大事な仲間なんだな。
すっごい嬉しい。
自分のことのように嬉しい。
「その気持ちが大事だ。
強い気持ちが人を救うこともある。
絶対その気持ちを忘れるな。」
そう言って笑う涯は本当に父さんのようだった。
「おう!!
おっし!そうと決まれば少しでも強くなるために筋トレだ!!」
炎虎がいきなり叫んだ。
「そうだね!僕もやる!!」
「筋トレって・・・。まぁ良いかもね?」
クスクス笑いながら瑠雲がそう言った。
「よっしゃあ!風雅いくぞ!!」
「え、今から!?」
「当たり前だろ!!」