神聖魔法団【下】
帰りのHRも終わり、天音と一緒に生徒会室まで行く。
いつもなら涯も一緒だが、今日は少し遅れるらしい。
「学校始まってから皆と会うのは初めてだね」
「そうだな」
夏休み中何度か会ってたから久しぶりって感じはしない。
「相変わらず騒いでる2人がいるね」
「・・・あぁ。」
生徒会室の前まで行くと部屋の外にまで響くような声が聞こえた。
毎回のことだから気にはしないけど本当初めて会った時の印象が嘘みたいだった。
ガラガラッ
「お、来たな!カップル!」
「あ、天音~♬」
ドアを開けるとソファーに座った2人が俺達を見て声をあげた。
「・・・」
「ふうくん~♬」
天音は風雅の隣に座った。
もう炎虎は無視しよう。
俺はそのまま雷の元に行った。
「どうした?」
俺の存在に気付いたのか作業を止めてこっちを見た。