神聖魔法団【下】
風雅の言葉にすかさずツッこむ炎虎。
「冷たいなぁ・・・」
ぷくぅっと頬を膨らませて拗ねてしまった。
「うわ、炎虎、風雅に謝れよ」
「は?なんで俺なんだよ!?
黎兎だって言ったろうが!」
「俺はそんな冷たくは言ってない」
「てめぇ・・「もう炎虎なんて大嫌いだ」っ・・・」
今の言葉は結構きたらしく風雅の傍に行くと
「悪かった」
素直に謝った。
炎虎が素直に謝ったことに俺たちは驚いた。
風雅も目を見開いて固まっていた。
「いや、黎奈に言われたんだよ。
悪いと思った時は素直に謝れって。
その時の感情でその人との関係がこの先なくなるかもしれねぇのは嫌だからさ。
だから、その・・・、本当悪かった。」
若干、耳が赤い。
「炎虎、可愛い・・・」
隣にいる天音が小さく呟いた。