神聖魔法団【下】
「ふふっ」
風雅が小さく笑うと
「なっ!なに笑ってんだよ!」
顔をもっと赤くさせる。
そんな炎虎に
「炎虎のこと嫌いになるわけないでしょ?
大好きだよ!」
にっこりと微笑んでそう言った。
更に頬を紅潮させる炎虎。
端から見たら恋人みたいだ。
意外とお似合い・・・?
「ごめん!遅れた!!」
そう言って勢いよく部屋に入ってきた瑠雲。
「あ、瑠雲!!」
ぱあっと花が咲いたような笑顔になった風雅。
そのまま走って瑠雲に飛び着いた。
やっぱ、この2人がお似合いだ。