神聖魔法団【下】
「黎兎くん?行けるー?」
「今行く」
天音に呼ばれ生徒会室を出る。
他の皆も、もう出ていて
「訓練か。どんな感じなんだろう」
「いてぇのは嫌だけど仕方ねぇな」
「僕、痛くても泣かない!」
訓練について話していた。
「涯は鍵を持ってくるとか言って先行った」
壁にもたれながら雷がだるそうに言った。
「雷、なにかあった?」
「腹いっぱいになったから眠いだけ」
あ、そうなんだ・・・。
意外と子供っぽいところもあるんだな~。
絶対そんなこと言わないけど。
雷が歩きだしたことで皆もぞろぞろ着いていく。