神聖魔法団【下】



「瑠雲?」



「時が過ぎるのって早いよね。
黎奈がいなくなってもう2カ月が経ってる。
2か月も俺たちの近くにいないのに俺たちは生きてるって信じてる。
なんかそれってさ、奇跡を信じてるようで時々不安になるんだよね。

もしかしたら・・・。ってたまに考えてる自分がいて」




皆が瑠雲の話に耳を傾ける。



「でもさ、今こうやって訓練やってみて思った。
助けたい。この手で黎奈を救いたい。
あの痛みを感じて改めてそう思った。

俺があの痛みに耐えれたのは黎奈が傍にいてくれた気がしたから。
あいつの存在を感じた。」



ここで一呼吸置いて、少し声を大きくして声を発した。




「黎奈はやっぱり俺たちにとって光だな。

どんなときでも照らしてくれる」



笑顔でそう言う瑠雲は心の底から黎奈のことを思ってるんだと感じられた。




「ふう。

強くなった感じはしないな。
だが、気持ちは強くなったと俺は思う。
あの痛みに耐えれたんだからな」




涯も息を吐きながら瑠雲の隣に寝転がった。



「俺は耐えれなかったけどな」



少し拗ねたように言うもんだから笑ってしまった。




「雷は少しぐらい楽になったってバチはあたらないと思うよ」



「天音の言う通りだな」



雷の顔を覗き込みながらそう言う炎虎。




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