神聖魔法団【下】
「あ!!」
ビクッ
また突然大声をあげた風雅。
肩が思いっきり反応してしまった。
それは皆も同じらしく
「いきなり大声あげるのはやめような、風雅」
瑠雲が言い聞かせるように言った。
「ごめんごめんっ」
あー、一気に目が覚めた。
心臓に悪い。
「それで?急に大声出してどうしたんだ?」
「んとね、僕、黎兎のお母さんに会いたい」
・・・・・は?
きっと俺の顔は今とてつもなく間抜けな顔だろう。
え、会いたいって誰に?
母さんに?
え、なんで?