神聖魔法団【下】



「初めまして。
黎奈さんと黎兎くんの担任をしております、水鏡涯と申します」



涯も自己紹介をしてしまった。



俺は口を閉ざす。



「初めまして。
榊原雷と言います。黎奈さんにはいつもお世話になっています」




「こんにちは。
花咲天音と言います。黎奈ちゃんとは去年からクラスが同じで仲良くさせてもらってます」



「あら、あなたが黎兎の彼女さんね」



「ちょ、母さん!?」



このタイミングでそれ言う!?



「あ、はい・・・」



天音の顔が真っ赤だ。



まさか言われるとは思ってなかったんだろう。




母さん・・・。




「黎兎をよろしくお願いしますね」



「はい!
黎兎くんに相応しい女性になれるよう頑張ります!」



「ふふっ。
もう充分綺麗ですよ」



「いや、そんな・・・」



「母さんストップ。
その話しは後で。」



俺まで恥ずかしくなってきた




「はいはい」



まだ笑っていた。



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