神聖魔法団【下】



「ねぇ、これ本当に手作り!?
僕こんなにも凄い手作りクッキー初めて見たかも!」



「やべぇ、美味そう・・・」



「美味しそうだな」




母さんは料理も上手いけどお菓子作りも上手いから小さい頃よく作ってもらった覚えがある。



今は時間がないから、こういう特別の日しか食べれなくなったけど。




「はーい。飲み物持ってきたよ~。
黎兎、配ってくれる?」



「はーい」



グラスを皆に手渡す。




飲み物が行き渡ったところで




「いただきます!」




じゃなくて!



「ここは乾杯だろ!?」




「いいの!
僕、早く食べたいもん!!」




「まだあるから大丈夫よ。
たくさん食べてね」



「はい!

ほら、皆もいただきますは!?」



風雅の勢いに押され



『いただきます』


皆そう言ってしまった。


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