神聖魔法団【下】
「おこちゃまに言われたくなかったね」
「あ?
・・・って、おい!」
また喧嘩になりそうだったから黎兎から天音を奪い、そのまま生徒会室に入った。
「やほー」
「あ、やっと来たー!
やっほー♪」
「おーす。
あれ、黎兎は?」
「え?さぁー?
知らない」
「ふざけんなよ!」
私の後ろから顔をだしながら文句を垂れる黎兎。
うるさいのが来た・・・。
「そんなあからさまに嫌な顔すんなよ!?」
だってねぇ~。
「なんだ、おめぇらまた喧嘩したのかよ?
仲良いなー」
炎虎が羨ましそうに言う。
「黎兎からの喧嘩は買わなきゃ気が済まない」