神聖魔法団【下】
「あ・・・。そっか。そうだったんだ・・・。
ったく、どこまでお前はお人好しなんだよ。黎奈・・・」
わかった
すべて分かった。
わかった途端、鳥肌がたった。
「おい、どうしたんだよ?」
「おぉ!?」
涯の顔がいつの間にか近くにあった。
「わかったんだよ。
なんでダークホールが消えないのかってことが。
そして黎奈がなんで目を覚まさないのかもな。」
「え・・・」
「1つだけ確信をもてることがある」
「なんだ?」
「黎奈は死んでない」
「・・・っ!?」
驚くのも仕方がない。
今の黎奈を見れば誰でも死んでると思うだろう。