神聖魔法団【下】
「あ、はい」
あまりに真剣に言うもんだから素直に返事をしてしまった。
「ありがとうございます。
私の名前はLichtと申します」
「Lichtさんね。・・・え、Licht!?」
目をこれでもかっていうくらい見開く。
嘘でしょ。
え、本当に?
「私の目を見てください」
そう言われ、じっと見つめる。
「あ!」
私の手の甲に描かれている模様と同じのが見えた。
本当にLichtなんだ・・・。
こんなにも綺麗な人だったなんて思わなかった。
「お願いです、力を貸してください」
私があれこれ考えていると突然そう言われた。
「え!?」
またもやビックリ。
Lichtに会ってからずっと驚いてる気がする。