神聖魔法団【下】



「今、黎奈さんの為に仲間さんが必死に戦っています。
立ち上がってます!
弱音を吐かず怖くても苦しくても黎奈さんを助けるために歯を食いしばって戦ってます。

黎奈さん、しっかりしてください。
あなたが闇に呑まれてしまえば仲間さんは助かりません。
家族も助かりません!

怖くても悲しくても辛くても立ち上がるのが黎奈さんではないんですか?
私は幾度もあなたの戦う姿を見てきました。
今、あなたの傍には仲間さんはいませんが心は繋がってるはずです。

立ち上がってください!
負けないでください!」





心臓を掴まれてる気分だった。



Lichtの想いが伝わってくる。






そうだ。私はここで負けてなんかいられない。



皆、こんな私でも最後まで信じてくれたんだ。



仲間って言ってくれたんだ。



皆を裏切る真似なんかしない。



ここで負けるもんか。



強くなるって決めたんだ。



大丈夫。私は1人じゃない。



皆がいる。私には待っててくれてる大事な人がいる。



信じてくている人がいるんだ。




私が頑張らなきゃ。




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