神聖魔法団【下】
「ずっと、ずっと、会いたかった・・・。
謝り、たかったっ・・。
ごめんなさいっ。ごめん、なさい・・・っ。」
ギュっと抱き着く。
お父さんは何も言わない。
「でも、でもね・・・。
ありがとぉ・・・。守って、くれてっ・・。
助げで・・ぐれでっ・・・。
ありがどおおお」
言葉が汚くなって、何言ってるか分からなくなっても気持ちを伝えた。
嗚咽を漏らしながら話す私の言葉なんて分からなかったはずなのに、
「生きてて、生きてくれて・・・。
ありがとなっ!」
そう言い力強く抱き締めてくれた。
体が震えていた。
声も少しだけ震えてるのがわかった。
だけど私はお父さんの顔は見ようとはしなかった。
胸の中でもうちょっとこうやって甘えていたかった。
涙は止まることはしらなくて次々に流れてはお父さんの服に染みを残していった。