神聖魔法団【下】
<黎奈、完璧に俺たちのこと忘れてただろ>
「あ、あははっ・・・」
完璧に忘れていた。
目を覚ましてから目の前で起きてることでいっぱいいっぱいだった。
仕方がない。
<まぁ、いいけどな>
<素敵なものを見させて頂きました>
きっと、ずっと見てたんだろう。
「あ、や・・と?」
「父さん・・・なのか?」
すると隣から混乱している声が聞こえた。
「みんな紹介するね。
綺麗な女の人がLicht、そして隣の男の人が私のお父さん」
そう言った瞬間、
『え?』
「「父さん!!!(綾兎ー!!!)」」
それぞれの声がはもった。