神聖魔法団【下】
そんな風雅を見て少し笑ってるお父さんとLicht。
「えっと・・?」
その姿を見てさらに混乱する風雅。
<いや、なんでもないよ>
「あ、はい!」
<さて、俺たちは残りの仕事を片付けるか>
風雅が元気良く返事をした後、真剣な顔になったお父さん。
「何かするんですか?」
<魔族・闇族を2度と光の世界に入れないよう強力な結界を張って封印する>
その言葉に驚く雷。
「魔力は大丈夫なんですか?」
<あぁ。その心配はない。
さっき涯たちから受け取ったからな>
「あ、あの時ですか」
寝ていた3人は頭の上に?を浮かべている。
「俺ら、もう魔法使えねぇのか?」
「あぁ。もう俺たちに魔力はない」
涯の言葉で瑠雲、炎虎、風雅が魔法を発動させようと試みる。
だが、
「あれ、発動しない・・・」
何も起きなかった。