神聖魔法団【下】
「少し大きめだし、3人はいけるでしょ」
「なら、涯、黎奈ちゃん、雷の3人が座ってね!」
「え?」
私たちの言葉は聞かず風雅はぐいぐいと押してくる。
「ちょ、風雅・・・」
「ほーらー!雷!」
雷もぐいぐい引っ張られている。
涯はもう座っていた。
私は渋々涯の隣に座る。
その横に雷も座る。
気まずい・・・。
「持ってきたわよ~!」
リビングに入ってきたお母さんの手にはカメラがあった。
三脚もあったから、それにカメラを設置する。
「セルフタイマーをセットして・・・」
何やらぶつぶつ言いながらお母さんが作業している。