神聖魔法団【下】
「撮れたかな!?」
カメラに近寄って行く皆。
その姿を目で追いながら
「ただいま」
そう、小さく返した。
隣を見ると私の大好きな笑顔が傍にあった。
一瞬だった。
チュッ
リップ音と共に唇に何かが触れた。
気付いた時には雷の顔は近くにはなかった。
「え・・・」
小さく声を漏らすと
「好きだ」
それだけ言って何も言わない。
最初は信じれなかった。
だけど、雷の耳が赤いところを見ると自惚れてしまう。