神聖魔法団【下】



「撮れたかな!?」




カメラに近寄って行く皆。




その姿を目で追いながら



「ただいま」



そう、小さく返した。




隣を見ると私の大好きな笑顔が傍にあった。




一瞬だった。




チュッ



リップ音と共に唇に何かが触れた。




気付いた時には雷の顔は近くにはなかった。





「え・・・」




小さく声を漏らすと




「好きだ」




それだけ言って何も言わない。



最初は信じれなかった。



だけど、雷の耳が赤いところを見ると自惚れてしまう。





< 628 / 632 >

この作品をシェア

pagetop