神聖魔法団【下】
「雷」
「ん?」
「大好きだよ」
「っ!?」
雷の頬を両手で挟むと自分の唇を雷の唇にあわせた。
私、意外と大胆だな。
「ちょっと~」
私が唇を離したと同時に横から痛い視線を感じる。
パッとそっちを見ると、皆がジト目で私たちを見ていた。
「バレたか・・・」
「場所考えろ!場所を!」
黎兎のお怒りの言葉が。
「キスしてるところ初めて見た・・・」
何故か顔を真っ赤にしている瑠雲。
「わー!おめでとう♪」
相変わらず能天気な風雅。