神聖魔法団【下】



雷の方を1度見て微笑むと雷もそれに気付いて笑ってくれた。




「それじゃあいくわよ!」




カメラに満面の笑顔を向ける。



隣に大好きな人。



前には大切な人。




お父さん、私幸せだよ。




すごい幸せ。




ありがとう。






「黎奈」



「ん?」




「愛してる」



皆に聞こえないぐらいの声。



たまらなく嬉しい。



ねぇ、雷?



私も同じだよ。




「私も愛してる」




カシャッ








みんなの笑顔が溢れた最高のクリスマス。




大切な人が傍にいるって気付けた誕生日。




私は世界一の幸せ者。









外には私たちを祝福してくれるような満点の星と綺麗な雪が降っていた。













            
























               『神聖魔法団【下】』 終




< 631 / 632 >

この作品をシェア

pagetop