神聖魔法団【下】
「仲が良い証拠だね♪」
「でも、喧嘩ばかりしてる人って怖いなぁー」
その言葉に傷付いたのか黎兎が肩を落としたのが見えた。
あーらら。
ま、自業自得だ。
「おーい。
ちょっとこっちに集まってくれ」
雷がソファーに座りながら私たちを呼ぶ。
「どうしたの?」
疑問に思いながらソファーに移動する。
「いや、新学期だから少し涯から挨拶をと思ってな」
あー、なるほど。
涯って呼んでるから先生ということを忘れそうだったよ。
「それじゃあ、頼んだ」